又吉直樹「劇場」（新潮文庫）を読みました

芥川賞作家にしてお笑いタレントのピース又吉が書いた不器用な恋の物語。書き出しの４行に時間をかけたと
本人があとがきで述べているように、推敲され尽くした感のある緻密な文体だと思いました。



演劇の世界をきちんとした取材に基づいて小説化するところなど、作家としての道を着実に歩み始めていると
感じました。

「劇場」は、主演 山﨑賢人 松岡茉優で映画化され、４月に公開の予定でしたが、コロナ禍により公開日は
未定となっています。成長著しい山﨑賢人の演技も楽しみです。

劇場 (新潮文庫)

• 作者: 直樹, 又吉
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2019/08/28
• メディア: 文庫

タグ：文庫本

コメント 4

映画の公開も待ち遠しいですね。
by ぼんさん (2020-07-02 07:04) 

又吉の作品は『火花』しか読んでいないのですよ。
しかしながら元々文体も内容もしっかり作り込む作家だと思っています。
by U3 (2020-07-02 16:34) 

ぼんさんさん、こんばんは。
山﨑賢人の俳優としての力量って、どうなんでしょう。
デビューしたての頃は芳しくないようでしたが、最近、高い評価を受けているようです。
百聞は一見にだとは思っています。
by starwars2015 (2020-07-02 22:10) 

U3さん、こんばんは。
「火花」は小説を読んで、NHKドラマでの３人の俳優さんの演技に心打たれました。
林遣都さん、波岡一喜さん、門脇麦さんの３人です。
小説と映像の両方で楽しめるというのは、贅沢ですよね。
by starwars2015 (2020-07-02 22:14)