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綾辻行人の「十角館の殺人」を読みました [文庫本]

映画SPシリーズに主演した岡田准一くん(ジャーニーズV6)が新聞の書評で絶賛していたので
買ってみたところ、文庫本の帯に、週刊文春の「東西ミステリーベスト100」日本編の第8位に
ランクインしている作品と書かれていました。

作家や著作の位置づけについてはよくわからぬまま、<新装改訂版>とあるので、ばく然と
古い作品なのでリニューアルしたんだなぐらいの気持ちで読み始めました。

登場人物が日本の大学生なのに、互いに「エラリイ」「カー」なんて呼び合うことの違和感や
バブル全盛期を思わせる「マツダのファミリア」に乗ったり、外国製のタバコ「ラーク」を吸ったり
する場面に懐かしさを感じながら読み進めました。

DSC_2186.jpg
Nikon D800E+TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO1:1 VC USD 絞り優先オート 1/2秒 F8 ISO100 露出補正-1

これぞ推理小説、読者と作者の知的論理の遊びにわくわくさせられる作品でした。

古典的ミステリーの王道を行く「新本格ムーヴメント」に位置づけられているそうですが、
読み終えて、まさに作者にしてやられたとさわやかに負けを認められる名作といえるでしょう。

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十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/16
  • メディア: 文庫



タグ:文庫本
nice!(35)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

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コメント 2

chima

十角館懐かしいです
綾辻さんといえば新本格ブームの牽引役というか
華々しい立場にいらっしゃった感じがあります
館シリーズ大好きだったのですが
なかなか新刊が出ないので追いかけるのを止めてしまいました
完結したのかなぁ

by chima (2013-08-11 09:05) 

starwars

chimaさん、こんにちは。
館シリーズは、講談社文庫だけでも8作品で12冊も
あるんですね。
by starwars (2013-08-11 13:35)