重松清「ビタミンF」直木賞受賞作

ん～、微妙という感じの本でした。

推理やサスペンスのイージーリーディングに慣れているせいか、家族の心と本格的に向き合う
純文学的な文章になじめないまま、短編七編が終わってしまいました。

各短編の終末部分に書かれているビタミンの部分が、却って自分には清涼感のある胃薬っぽく
感じてられてしまいます。これは、30代後半から40代になる主人公たちに感情移入できない自分の
せいだとは思いますが、もう、重松清を読むことはないんじゃないかなと思ってしまいます。


Canon EOS 5D Mark II+TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1　絞り優先AE　1/80秒　F5.6　ISO1250

「へえ！」とお感じになったらブログランキングへの投票をお願いします。
　↓

ビタミンF (新潮文庫)

• 作者: 重松 清
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2003/06
• メディア: 文庫

タグ：文庫本

コメント 2

本というのは出会うタイミングもありますよね。
そういえば重松清さんは最近読んでなかったです。
by はむはむ (2010-01-30 10:39) 

はむはむさん、ありがとうございます。

人も本も出会うタイミングって大事ですね。
すてきなコメントに出会えて、うれしいです。
by starwars (2010-01-30 15:54)